プロを目指す勉強にも名人を目指すのと四段をめざすのとあるはず。 僕には、残念ながら名人を目指す勉強方法はわからない。 まあ、わかっていれば、多少苦しくても、名人をめざしていただろうし 名人を目指す勉強をしていれば、四段くらいにはなれていたかもしれない。 でも、多分、こうすればいいんだろうなあ、というのはある それは、米長先生もおっしゃっているように、脳に汗をかかせる事だ。 でも、当たり前だけど、簡単にはできない。 普通の人が、いきなりやろうと思ってもできない。 できるだけ若い脳細胞で、地道な訓練が必要だ。 最初は、数分しか持たないと思うけど、 脳に汗をかかせるためには、とにかく考えて考えて、考えぬく事である。 最終的には、未知の局面(本人が知らなければ既知でもいいんだが)について 結論を出す能力が養えればいいのだが、最初は無理だ。 だから、詰め将棋などがいいと思う。古作物のすごいのでなければ、 答えがある事がわかっているから。考えやすい。 ただし、いくばくかの知識は必要。(手筋とか) 座禅を組んでいるだけで悟りを開く事はできないのである。 (同様に思索のない知識だけでもいけないのだが) そのうち、考え始めると、周りの音がしなくなってくる。 テレビやラジオの音が、(物理的には聞こえているのだろうけど) 聞こえなくなる。 ここまでくれば、後はその時間をのばすだけだ。 この状態が2時間、続けられるようなら名人も夢ではあるまい ちなみに、才能が有り余っていて、四段(もちろんプロ)を目指すのであれば アマ名人を目指す勉強で十分だし、才能がまったくなくても、 名人を目指す勉強をしていれば四段にはなれるように思う。 もちろん思索と同時に知識の収集も必要なのだが、 その割合は7:3、あるいはそれ以下でかまわないはずだ。 上達法へ戻る |